実は、意外に難しい・・・。
正直に答えれば、私は、小・中・高校と「尊敬できる人」が殆どいなかった。
だから、もし、あなたに「今」、「尊敬できる人」がいないのだとすれば、
なんでもいい。とにかく、いろんな「作品」(映画・漫画・小説・絵画・音楽)に触れて、
「この人スゲー。」って思えるものに出会って欲しい。
ただ、社会人になってから、私はありがたい事に「尊敬できる人」に多く巡り会えた。
それは本当にありがたいと思う。
小・中・高校でもっと早めに巡り会う事ができれば、私はもっと早く成長できていたかもしれない。
けれど、そんな単純な事ではないので、その方々とは、「巡り会うべき時に巡り会えたのだろう。」とも思っている。
さて、「尊敬できる人」というのは言い換えれば、「理想の人間像」という事になるのであろう。
実際、そんなに「完璧な人間」なんていない。
たいてい、どんなに「素晴らしい人間」「才能ある人間」でも欠点はある。
「素晴らしい仕事をするのに、性格が悪い」とか「金遣いが荒い」「約束を守らない」とか普通にある。
もちろん、私にもこういう事もあった。そして、本人と直接会って、仕事をして、「幻滅」した。
そういう事は往々にしてある。「直接合わなければ良かった」なんて、ザラだ。
だから、もし、様々な作品に触れて、「この人に直接会ってみたい」と思っても、
「幻滅する可能性はある。」と胸に秘めておいた方が良い。
「尊敬している対象」は往々にして、「幻想」が増している為、こちらが勝手に、その人を
「神様」みたいにしている場合が会ったりもする。そんなのは、その人からしてみても「迷惑な話」だ。
「人間は殆ど、人格者ではない。私と同じように、ダメな所はダメなのだ。」そう胸に秘めて、付き合う方が良い。
中には、性格も、人格も、仕事も、能力も、才能も人脈も、何もかも、全て備わっている方もいる。
そのような方と出会えたら、「私は運が良かった。」と素直に喜べば良い。
さて、何れにせよ、「尊敬できる人」を見つける事は、あなたにとって、最大に重要だ。
何故なら、「あなたは、あなた自身が、その尊敬できる人」になれる可能性があるのだから。
「尊敬している方と何かが、共鳴する事ができたからこそ、あなたはその人のようになれる事が可能になる。」
これが、「尊敬できる人」を見つける最も重要な目的なのだ。
だから、数多く、心の底から、「尊敬できる人」を見つけ出して欲しい。
そして、その人が「どのようにして、そのような状況になったのか?」を研究してみて欲しい。
そうすれば、あなたは、「あなた自身が目標とする、理想の人間に近づく事」ができるのだから。
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