たった一言で、世界が変わる言葉

理想の演劇、芝居。
となると、個人的には「たった一言で、世界が変わる言葉」となる。

まぁ、この部分は正直、作家の側面が強いが、これを目指している作家の作品には、歪みがない。

ま、例でいうと、つかこうへいさんの

「人は、幸せになる為に生まれてきたのです。」

という台詞には、ケチのつけようがない。

本当、その通りだし、それをエネルギーを持っている役者が放つと何十倍にも何百倍にもなる。

名言どころではないのだ。

それだけ、素晴らしい台詞には、全ての世界を変えるだけの可能性がある。
つまり、イノベーションだ。

ジョブズ並みのイノベーションが、素晴らしい台詞には存在する。

正直言うと、そんな台詞は、1年に一度会えるかどうか?

そんな台詞が舞台上で、放たれた瞬間、
「この芝居を見て良かったな。」と
満足する。

演出効果とか、演技が上手いとか二の次だ。

「世界を変えれる可能性がある台詞」以上に価値があるものなんてないのだから。
演劇においては。