オリジナルである事

オリジナルである為には、オリジナルである為の、「確信」が必要だ。

これが、現代の若い人には、妙に少ない。

「もう、そんなスタイル、20年前にやられつくされているよ」

まぁ、若い人からは
「そんなの知ったこっちゃない」
って反論があるかもしれないが、
「既視感」というものは、意外と拭いきれないものだ。

つまり、過去、現在まで、その手法が残らなかったのには、残らなかっただけの理由がある。

そういった側面まで、研究している人は少ない。過去、その業界では様々な実験があったのだ。それはあなたが、やる以前に殆どやり尽くされている。

さて、
「何処かで、自分と同じように、
世界を受けとめている人がいないか?」

或いは、

「似ているアイデアを持っている人はいないか?」

そこを突き止めて、被っていないとあなたが、心から「確信」を持てたなら、あなたは、自信をもって、オリジナリティーを主張できるようになる。

まぁ、残念ながら、本当に少ない。

で、バレないからとやり続けた結果、
1番バレちゃいけないタイミングで、バレてしまったのが、東京オリンピックの佐野氏のエンブレムの一連の流れである。

過去の先輩方は、パクってもバレなかった。理由は簡単だ。

インターネットという集合知が無かっただけである。

本当にそれだけの違いなのだ。