人の不幸は「蜜」の味

人の不幸は「蜜」の味。

いつの頃からそんな事が言われるようになったのかはわからない・・・。

 

現代の日本の演劇は「不幸」な物語だらけで、私自身はかなり「食傷気味」だ。

 

断言しても良い、「幸福」な人は「不幸」な物語を好まない。

 

何故なら、「必要がないから」だ。

 

アンダーグラウンド(地下)に憧れる方々には、かなり「不幸」な物語を望む傾向がある。

おおよそ、現代の作家の多くが「不幸」な話のオンパレードだ。

 

まぁ、それは致し方ないのであろう。恐らく、「需要」があるからこそ、そのような物語だらけになるのであろう。

 

「他人の幸せ」など聞いたところで、羨ましくはあるが、私とは関係ない。まぁ、そんな所なのだろう。

 

私が望むのは、演劇に関係する人がもっと、「幸せになる方法」を語っても良いのではないか?と考えている。

その為には、演劇に関係する人達が、幸せにならなければならない。

確かにそれが難しい。だが、活路はある。

 

不幸自慢のオンパレードには実際、飽きた。

 

もっと、未来に希望が持てて、将来が楽しくなり、生きている事を喜べるような、そんな作品がたくさん増えても良いのではなかろうか?

 

ほんの少し、私の創作においては贖ってみたい。