こんにちは、深寅芥です。
昨日に引き続き、本の紹介です。
現在、1日 1~2冊読んでおります。お蔭様で順調です。
さて、この名著:「1分間マネージャー」
私だけでなく、様々な方がお奨めしている事かと思います。
この本、およそ、初版が昭和58年ですから、1983年。2017年現在からだと、34年前に発売され、それ以来
ずっとベストセラーを続けてきた書籍なんです。最近、リニューアルされ、以前よりも読みやすくなりました。
(前の訳はヘタな訳でした笑)
この本は、一言で表せば「マネージメントの本」です。
「マネージメント」は一般のサラリーマンですと、30歳~40歳に部下の指導をするようになります。
「マネージメント」は「部下をどう育てるか?」という事が根幹になるのですが、これはもう、組織・集団で働いている方にとって、「必須スキル」なんですね。
で、様々な経験してから分かるようになるのです。
「仕事ができない、成長しない部下をどうするか?」という疑問に。
実際、全然、「反省しない、成長しない部下」がたくさんいます。
何年も教えてきたのに、全然、成長しない。かえって、「根拠のない自信」「自己顕示欲」「承認欲求」ばかりが強くなってしまう。
そういった経験を人はたくさんしてきます。でも企業・集団で働いている限り、その呪縛からは逃れられない・・・。
私自身、「マネージメント」の本を数えられない程、読んできました。
殆ど役に立ちませんでした。
で、最終的には、「上司が変われ」と・・・。
「はぁ?こっちに非が一切ないのに、これ以上、どう反省しろと?」
「遅刻・無断欠勤する人に何を伝えろ?」と、そんな経験ばかりしてきました。
で、本題に戻り、この「1分間マネージャー」の提言ですが、計画的な「放任主義」という結論に至ります。
もう、それしかありませんよね。実際。無理ですもん、人をコントロールするなんて笑 (演出家がいっちゃいけない言葉ですけど笑)
日本において、「マネージメント論」が何故こんなに必要とされているかというと、私の考えでは日本には現在「軍隊」がないからです。
「軍の指揮官」になり、戦場に赴くとなったら、指揮官は死に物狂いで、部下に「指示・命令」を出します。
そうしないと、部下のミスで自分も含めて、みんな死んでしまうから・・・。
つまり、今の日本の多くの企業や公務員は、そこまで追い詰められていないから、様々な「マネージメント論」にしがみつくしかないわけです。
究極の「マネージメント論」は軍隊です。でも、ありがたい事に日本には軍隊がない。
本来は、「軍」の規律を若いうちに学べば、自然と指揮官に必要なノウハウも学べるんです。
だいたい、「マネージメントの本」はアメリカ発が多いんですよね。コーチングなども。
「如何にして、戦場で生き残るか? 」
アメリカンファーストはトランプだけでなく、建国以来ずっと続いてきたテーマで、アメリカは国を挙げて研究してきているんです。
その中で、作られてきたのが、この「1分間マネージャー」。
個人主義のアメリカが、「如何にして個人にチームプレイをさせるか?」という課題を、大学の教授達に依頼して研究してきたわけですから、そりゃ、効果があるに決まってます。
なので、「読むべき本」なんです。というか、働いている方は読んでください。
組織や集団を「人間関係」「性格」とか、「コミュニケーションのスキルアップ」でなんとかしようとするのはやめた方がいいですよ。無駄ですから。
そういった「無意味な人間関係」にすがる人ほど、仕事できないんですよね。はぁ・・・。
コメントをお書きください